パソコンのデータをバックアップする場合、外付けハードディスクやUSBフラッシュメモリなどに行うのが一般的でした。
しかし、最近ではオンラインストレージを利用する人が増えています。
インターネット上でデータを保管するための場所を貸すサービスのことを、オンラインストレージと呼びます。
ネットに接続しているパソコンであれば、オンラインストレージに保管しているデータをどこからでも読み込んだり、編集したりすることができます。 USBフラッシュメモリのようにデータが蒸発することはありませんし、パソコン本体や外付けHDD・USBフラッシュメモリなどの記憶媒体が破損しても安心です。
オンラインストレージは提供しているサービスによって最大容量が異なり、法人向けで有料のサービスだと無制限で使えるプランもあります。 しかし個人向けのプランではハードディスクに比べると容量は少なめなので、パソコン丸ごとをバックアップするのではなく、画像などのファイルを保存しておくのに向いています。
オンラインストレージは、インターネット環境が不可欠です。
IDやメールアドレス、パスワードを登録し、ログインするときにはその都度パスワードを入力します。 パスワードで管理しているので、同じユーザーであれば違うパソコンでもデータの閲覧や編集をすることが可能です。
オンラインストレージは有料・無料のものを含めて、様々なサービスがあります。
選ぶときにはデータを保管する容量の制限や、1ファイルの最大サイズについてもチェックしましょう。
また、パスワードで管理しているとはいえ、データの流出は絶対に無いとは言い切れません。 会社の重要な情報などを保存する場合には、オンラインストレージは避けた方がいいかもしれません。